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多くの人が“マッサージ”を誤解している!?

2024.06.28

「リ・カラダ」はマッサージ店ではありません!

僕の友人で一度施術を受けてくれた人なんかは、「藤井君のところのマッサージ、また受けたいんだよね。いつ空いてる?」みたいな会話になるんですけど、「えーと、そもそもマッサージっていうのはね…」と返すのが大変なので(笑)、ついそのままスルーして会話を進めてしまっています…

せっかくなので、今回は「マッサージとは何なのか」をわかりやすく解説してみたいと思います。

当店だけでなく、他店をご利用になる際にも役立つ知識だと思いますので、ぜひ最後までお読みください!

そもそも“マッサージ”という言葉は使ってはいけない!

まず大前提として、マッサージは日本の場合、“治療院”で行う医業類似行為であって、それ以外で「マッサージ」という言葉を使う事は出来ません

「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を持たない者は、その業務を行うことは出来ず「マッサージ」という言葉を使用して商売を行う事も禁じられています。

調べてみたところ、昭和22年だか23年に制定された「あん摩マッサージ指圧師等に関する法律」(通称:あん摩マッサージ指圧等法)に基づいているんだとか。

日本は本当にいろいろな法律が現代に追いついていないですね。

(最近の都知事選の掲示板ジャックも、選挙に関する法律がネット社会に追いついていないため、盲点を突かれました)

「指圧」「もみほぐし」「ストレッチ」「リラクゼーション」「整体院」など、多種多様な名称がありますが、結局のところ、マッサージという言葉を法的に使ってはいけないために、余計にややこしくなっているんですよ。

諸説あるようですが、語源はアラビア語の「マッサ」、一部の説では、古代ギリシャ語の「マッサイン」(揉む)やサンスクリット語の「マサ」(触れる、揉む)から派生したとも言われているそうで、現代ではフランス語、英語でもマッサージ(massage)という言葉を使いますし、僕はこれまでアジアの国に結構足を運んでいますけど、台湾、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシアでも医療施設ではない、いわゆるリラクゼーションのお店で「マッサージ」を受けました。

「台湾足つぼマッサージ」「タイ古式マッサージ」なんて、日本でもよく見かけますけど、もしかしたら日本の法律的には違法かもしれませんね。

一般の大多数のイメージでは、「肩コリだったら肩」、「腰痛だったら腰」というふうに、痛みやコリがあるところを指で押す、もみほぐすか、手のひら全体で患部を圧迫するような施術が「マッサージ」なのではないでしょうか。

おそらくその認識で(世界的には)間違いではないと思うのですが、前述の通り、日本では法律の規制で「マッサージ」という言葉が使えないため、代用して「もみほぐしのお店」などと名乗って営業しているケースが多いと思いますね。

国家資格取得者がいないお店で、ホームページや看板に「マッサージ」と書かれているところは違法の可能性が高いので、やめておいたほうが良いです(性的なサービスなどの違法営業の可能性もあります)。

ちなみに「マッサージチェア」は「機械による施術」なので、名称に問題はないんだとか…

こんなに普通に「マッサージ」という言葉を使い、世の中に普及しているのに、お店では国家資格にしか使えないという、何とも不思議、理不尽な法律です(個人的には国家資格のほうに「特別あん摩指圧師」と言った日本語名を付けて「マッサージ」という言葉を一般に解放したほうが良いと思います)。

もみほぐしのお店は対処療法!?

まずお伝えしたいのは、リ・カラダは一般の方が「マッサージ」と認識をしている「指圧・もみほぐし」のお店ではないという事です!

これが今回、一番伝えたい事だと言っても過言ではありません!

前述の通り、「もみほぐしのお店」というのは、「肩コリだったら肩」、「腰痛だったら腰」というふうに、痛みやコリがあるところを指で押す、もみほぐすか、手のひら全体で患部を圧迫するような施術をするお店です。

このようなお店はチェーン店も多く、気軽に入れて比較的安価で、夜遅くまで営業しているところが多い気がします。

たとえば丸一日PC仕事で、残業して夜遅く帰宅。

そんな時に自宅の最寄駅近くで遅くまでやっている「もみほぐしのお店」に寄って疲れを取ろう、というようなシチュエーションは結構あるかもしれません。

店員「今日はどこがお辛いですか?」

お客様「一日中座ってパソコンで仕事をしていて腰が辛いんですよね〜」

店員「はい、わかりました。では腰をほぐしていきますね」

こんなやり取りになるでしょうか。

チェーン店の場合は特に、担当が誰になるかわからず(追加料金を払って指名出来る場合もあります)、たまたま上手い人に当たれば良いですが、正直ハズレも多いと聞きますね(当店のお客様で、たまにウチより遅くまで開いているチェーンのもみほぐし店をご利用になる方の話 etc.)。

「効果なし」はまだしも、指圧は文字通り「指」を使うので、患部だけをグイグイっと押し続けると毛細血管を傷付けてしまったりで、「逆効果」の可能性もあります。

今日いらしたご新規さんも、このようなお店に行って施術してもらったら「もみ返し」がひどくて余計に状態が悪くなったとおっしゃっていました。

僕は日本ではまずこのような「もみほぐし店」は利用しませんが、東南アジア旅行をしていると、飛行機の移動も結構疲れますし、現地に着いてからの観光で歩き疲れた時なんかは好奇心もあって、現地で言うところの「マッサージ店」に入ってみたりします。

年末年始、ベトナムのハノイで入ったお店は正直完全なハズレで、全身マッサージを受けたらカラダのバランスがおかしくなって余計に辛くなってしまいました(苦笑)。

ゴールデンウィークはシンガポールに行ったんですけど、ベトナムの反省もふまえてマッサージ店には入らず、ホテルで自分でストレッチをしたり、持参したポータブルの低周波マッサージ器を使ってケアをしましたが、そのほうが調子が良かったです。

話が少し逸れましたが、

もみほぐし店はたまたま上手い人に当たればラッキーで、その場では少し疲れが取れるような“気がする”

というのが個人的意見です。

単価は多少安いかもしれませんが、効果がない可能性、逆効果の可能性も考えると、あまりコスパが良いとは言えない気がしますね…

正直なところ、「疲れたらちゃんと湯船に浸かって温まる」とか、「寝る前にご自身で少しストレッチをする」ほうがコスパも良いし、効果が高いと思います(僕が海外でマッサージに行くもう一つの理由が、海外のホテルに湯船がなく、シャワーだけのところが多いからです)

「リ・カラダ」と「もみほぐし店」の違い

「肩が凝っていたら肩をもむ」
「腰が痛かったら腰をもむ」

一見当たり前に思いますよね?

ところがこれらの症状は患部そのものに問題があるというよりは、それ以外の場所が原因になっている場合がほとんどなんですよ。

あくまで一例ですが、PC仕事で一日中座っている方の場合、※座面でずっと押さえ続けられているお尻(大臀筋)や太ももの裏(ハムストリングス)が硬くなっている事が原因の一つになっている場合が結構あります。

※重力というのは想像以上に大きな力で、実はかなりの負担がかかっています。

その場合、腰だけをもんでも良くならないのは何となく想像が付きますよね?

首や肩が辛い方も非常に多いと思いますが、これらも首そのもの、肩そのものが原因というよりは、姿勢の問題だったり、骨盤や股関節、足首の問題だったりします。

ですので、リ・カラダでは腰が痛いとおっしゃっているのにお尻やもも裏に時間をかけたり、首が辛いのに足首の施術を(も)行います。

そのアプローチとして、「指圧」も使いますが、『ストレッチ整体』という名前にもあるように、「ストレッチ」で筋肉などを伸ばしたり、骨盤や骨格を調整する「整体」を行います(初回の施術の前にはきちんとヒアリングを行い、施術前、施術後には可動域・柔軟性の測定、姿勢の写真撮影なども行います/必要に応じて自宅で出来るセルフストレッチもお伝えしています)。

☆詳細はコチラ『5分でわかる!「リ・カラダのりらくすとれっち」とは?』

それに加え、フィジカルだけでなく、音楽、絵画、香りなど、環境にもこだわる事で、メンタルもリラックスし、結果、心身共にリラックス、不調を根本的に改善していこうというのがリ・カラダならではのアプローチなんですね!

参考『音楽と癒しの調和:ストレッチ整体のオリジナルアプローチ♪』

参考『絵画や香りでリラックス!ストレス緩和の方法とは!?』

対処療法にはなってしまうが(その場限り、また同じ症状に戻る可能性が高いが)、担当者の固定もなく安価なところに気軽に通いたい

一人ひとりの細部の状態にまで向き合ってくれるお店で「もみほぐし」だけではないアプローチも使い、本質的に健康を目指したい

どちらも間違いではないと思いますが、リ・カラダに向いているお客様は後者になります!

というわけで、今回は「日本におけるマッサージの定義」や、当店の特長をお伝えさせていただきました。

お店選びの参考になさってくださいね♪

ちなみに当店は、「リラクゼーション」「整体」「(スポーツ)ストレッチ」の要素が強く、『病院』(医療行為)ではありません。

「ふだんのメンテナンス、リラックス」にご利用いただくお店ですので、我慢出来ないくらいの痛みや日常生活に支障があるほどの痛みの場合は整形外科やペインクリニックなど、病院を受診されてくださいね。

詳細はリ・カラダのメニュー監修者でもある整体師(柔道整復師)有賀健人さんの記事を参考にしてください。
『カラダが痛くなったらどこへ行けば良いの?』

→『リ・カラダ』施術のご予約をご希望の方はコチラ

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藤井 裕樹 (フジイヒロキ)

【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。

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火・水・金曜/11:00〜15:00、17:00〜21:00
土・日・祝日/10:00〜20:00

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「リ・カラダ」「レンタルスタジオ」:月曜・木曜

※予約制(スタッフ不在の際はクローズ・臨時休業する場合がございます/祝日営業の場合あり)

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※予約制(講師と生徒さんでその都度スケジュールを調整してレッスン日程を決めていただいております)

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